マリーゴールドはパッと目を引く黄色やオレンジ色のビタミンカラーが素敵なお花。花壇や鉢植えなど園芸のお花としてイメージがありますが、夏から秋にかけては切り花としてお花屋さんで出回ります。本投稿ではマリーゴールドの切り花を長持ちさせるお手入れ法、特徴をご紹介します。
近年はあいみょんさんの歌の題名にもなったりと、歌の印象が強いお花ですね。
マリーゴールドの切り花の出回り時期は?どのような花?
まずはマリーゴールドの基本情報についてご紹介していきます。
マリーゴールドの基本情報
マリーゴールドはキク科タゲテス属(マンジュギク属)のお花で、開花期は4月~10月でお花屋さんには5~8月の初夏から夏にかけて出回ります。
切り花として出回るのは「アフリカン・マリーゴールド」という、花が大きく、こんもりしたタイプ。一方、花壇でよく見るのは「フレンチ・マリーゴールド」という花が小さく、丈も短いタイプです。
また、マリードールドは茎や葉に独特な香りがあります。人にとってはあまりいい香りとは言いづらいですが、この香りは土の中の害虫の『センチュウ(線虫)』からの害虫被害を予防する効果があり、実際に農業でも『コンパニオンプランツ』として利用されています。
※コンパニオンプランツ:ある植物を育てる際に一緒に植えるとポジティブな効果を与えてくれる植物のこと
マリーゴールは害虫被害を防ぐ効果があったんですね。独特な香りがあるのも納得です。
マリーゴールドの切り花を長持ちさせるためには?
続いて、マリーゴールドのお手入れ方法について紹介します。
葉がキレイな緑色で、葉先まで張りがあるものを選ぶ
マリーゴールドの切り花は時間が経過すると、葉が黒ずんできます。花屋さんでは葉が処理されているケースもありますが、購入時には黄色やオレンジ色のお花だけでなく、葉の状態も確認するようにしましょう。
花瓶の水は浅めにしよう
お花によって適切な水の量は異なりますが、マリードールドは水に浸かっていると茎が腐りやすい植物です。そのため、花瓶の水は少なめにしましょう。水を深めにした方が良いお花(バラなど)とは別の花瓶で生けた方が安心です。
不要な葉、水に浸かる葉は取り除く
お花に必要な栄養が行き渡るようにするため、茎についている葉は取り除くようにしましょう。葉を取り除くことはマリーゴールドだけでなく、お花で基本的なお手入れになります。
また、葉が水に浸かると葉が腐りやすくなり、大敵であるバクテリアの発生を促進してしまいます。そのため、水に浸かる部分の葉については優先して取り除くようにしましょう。
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できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶とお水を清潔な状態で保ちましょう。マリーゴールドは水の汚れに敏感なお花なので、必須です。その際、水に切花延命剤を入れると効果的です。
そして、水換え時に茎を切り口を切る「切り戻し』を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。先ほどご紹介したい通り、茎が腐りやすいので、腐ってしまった部分はカットして新鮮にすることが大切です。
延命剤はお花が長持ちするのに必要な成分がたくさん入っています!
マリーゴールドの花言葉は?
続いてマリーゴールドの花言葉についてご紹介します。
マリーゴールドの花言葉は『嫉妬』『信頼』『友情』『悲しみ』『健康』
マリーゴールドの花言葉は『信頼』『友情』のようにポジティブなものから、『嫉妬』『悲しみ』のようにネガティブなものの両方があります。
また、色ごとにも花言葉があります。
黄色:『可憐な愛情』『健康』
オレンジ色:『真心』『予言』
黄色のお花は全体的にネガティブな花言葉が多く、マリーゴールドも全てではありませんが、一部にネガティブな印象のある花言葉があります。プレゼントする場合、相手によっては気にされる場合もありますので、プレゼント用に選ぶ際には花言葉にも注意しましょう。
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マリーゴールドは暑さに強く、花もちのいいお花!
マリーゴールドは熱い夏の時期でもしっかり咲くお花。マリーゴールドのビタミンカラーは私たちに元気を与えてくれます。少し独特な香りがするので、多量に入れることは避けたいですが、花束やブーケに入れるととても明るい印象になります。是非、出回りの中心となる初夏以降に飾ってみてください!