星のような形が特徴的なアストランチア。野草風のナチュラルな雰囲気も魅力的です。本記事ではアストランチアの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。
アストランチアの切り花の日持ちはどのくらい?どんな花?
まずはアストランチアの基本情報についてご紹介していきます。
アストランチアの基本情報
アストランチアはセリ科アストランチア属のお花で、英名は『Great Masterwort』です。花名の『アストランチア』は、ギリシャ語で『星』を意味する『アストラ』から来ています。
原産地はヨーロッパ、西アジア、開花期は5月~9月で、お花屋さんには一年中出回りますが、出回りが多いのは春と秋です。国内産のものが5月~6月ごろに出回りますが、ケニア産などの輸入物も出回ります。
特徴的な星型の部分はガクで、中心に小花が半球型に広がって咲きます。色は白、ピンク、ワインレッドなど。どれもニュアンスカラーで、ナチュラルなブーケやアレンジメントに入れたい花材です!
ドライフラワーにもオススメなので、切り花としてある程度楽しんだら、風通しのいい場所に吊るしてドライフラワーとしても楽しみたいですね!
アストランチアの切り花を長持ちさせるためには?
続いて、アストランチアの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。アストランチアは水が下がりやすいので、しっかりとお手入れをして長く楽しみましょう。茎が柔らかいので丁寧に扱いましょう!
不要な葉や水に浸かる葉を取り除く
葉から吸い上げた水分を大気中に放出する蒸散を行うため、不要な葉を整理することで水分が不足することを防ぐことができます。また、残した葉が水に浸かってしまうと、バクテリアを発生させる原因となるので、水に浸る部分もしっかり取り除きましょう。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
アストランチアの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。アストランチアの茎は細いので、切り口は断面積を広げるために、斜めにカットしましょう。
元気がない場合は湯上げや水切りを
アストランチアは水が下がりやすく、不足している場合は茎がくたっと曲がることがあります。元気がない場合は沸騰したお湯に数秒〜数十秒ほど、切り口を浸す「湯揚げ」をしましょう。湯上げをすると切り口付近が変色する場合があるので、茶色に変色した場合はその部分を切り落としてから生けましょう!
水が下がりやすいですが、しっかりとお手入れをしてあげることで1週間ほど日持ちします♪
アストランチアの花言葉は?
続いてアストランチアの花言葉についてご紹介します。
アストランチアの花言葉は『愛の渇き』『知性』『星に願いを』
『星に願いを』は、その花姿に由来しています。ロマンチックな花言葉ですね!花言葉を添えてプレゼントしたいですね!
アストランチアの品種は?
日本で出回っているアストランチアの多くは「マヨール」と呼ばれる品種です。その他は、白色の「スノースター」、ピンク色の「ローマ」、ワインレッド色の「ベニス」、淡めの「フローレンス」などの品種が出回っています。
アストランチアは園芸としても親しまれるお花ですね!
アストランチアは星型の花姿が素敵なお花
アストランチアは素朴でメイン向きのお花ではありませんが、そのナチュラルな雰囲気からどのお花とも合いやすいお花です!白いアストランチアはウェディングでも人気の花材です!独特な香りを放つので、飾る時は数本程度にしましょう。