ブルーレースフラワーは、くねくねと曲がった細い茎の先に、淡いブルーの小花が集まって笠状に咲く可憐で、レース編みのように上品なお花です。茎は枝分かれし、いくつものつぼみをつけます。ナチュラルな雰囲気のお花との相性がよく、優しい雰囲気のアレンジメントやブーケになります。
本記事ではそんなブルーレースフラワーの切り花を長持ちさせるお手入れ法や特徴、花言葉などについてご紹介します。
ブルーレースフラワーの日持ちは?どんな花?
まずはブルーレースフラワーの基本情報についてご紹介していきます。
ブルーレースフラワーの基本情報
ブルーレースフラワーはセリ科トラキメネ属のお花で、和名は「空色レース草(ソライロレースソウ)」、英名は「Blue lace flower」です。ブルーレースフラワーという名前ですが、白色やピンク色もあります。
似ているお花としてホワイトレースフラワーがありますが、別のお花です。ブルーレースフラワーはセリ科トラキメネ属に対して、ホワイトレースフラワーはセリ科ドクセリモドキ属であり、お花の種類が違います。一般的に「レースフラワー」と言うと、ホワイトレースフラワーを指すことが多いです。笠状のお花は外側から咲き、外側からパラパラ散っていくので飾る場所には注意しましょう。
ホワイトレースフラワーは枝分かれして大きく広がって咲くのに対して、ブルーレースフラワーは一輪の花径は約5センチ前後と咲き方も異なります。
基本的にお花屋さんには1年中出回りますが、ブルーレースフラワーは4~5月に旬を迎え、春から初夏にかけてお花屋さんで見かけることが多くなります。
ブルーレースフラワーの切り花を長持ちさせるためには?
ブルーレースフラワーを長持させるお手入れ方法について紹介します。
茎を斜めにカットする
ブルーレースフラワーの茎は細めです。お水を吸い上げやすくするために、茎を斜めにカットして断面積を広くしましょう。こうすることでお水を吸水力を高めることができます。
花瓶の水は浅めにしよう
茎は細い上、柔らかめです。他の切り花と比較しても、茎は傷みやすいため、花瓶の水は浅めにしましょう。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなります。
元気がなくなったら湯上げをする
元気がなくなったら「湯上げ」をして、シャキッとさせてあげましょう。手順としては、新聞紙などの紙で包み、沸騰したお湯に茎を5秒ほど浸けたあと、水を張ったバケツや桶にすぐに入れましょう。そうすることで、切り口付近のバクテリアを死滅させて、お水の吸い上げがしやすくなります。その他、バケツにお水を張り、そのお水の中で茎をカットする「水切り」も効果的です。
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ブルーレースフラワーは水が下がりやすいお花。くたっとしている時は水不足の可能性があるため、湯上げや水切りをしてみましょう!
ブルーレースフラワーの花言葉は?
続いてブルーレースフラワーの花言葉についてご紹介します。
ブルーレースフラワーの花言葉は『優雅なふるまい』『無言の愛』
『優雅なふるまい』はレース状の繊細な花姿からつけられたと言われています。
『無言の愛』は、花びらとおしべが落ちた後にめしべだけが残っている様子から連想してつけられたと言われています。
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ナチュラルで可憐!フワフワした見た目のお花
ブルーレースフラワーはナチュラルな雰囲気が漂う可憐なお花です。年中出回っていますが、開花期である春を感じるような涼しげなお花なので、アクセントとして是非入れたいお花です。切り花では水が下がりやすく、くたっとなってしまいがちなので、お水をしっかり吸わせて長く楽しみましょう。
柔らかな茎のラインを生かした姿も魅力で、花瓶にフワッと生けるとブルーレースフラワーの良さが引き立ちます。