セルリアはエキゾチックなムードの中にも、可憐さもあるお花です。南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランドなどを原産地とするお花である「ネイティブフラワー」の一つで、個性的なお花の一つです。「花嫁の花」とも呼ばれ、世界的にブライダルフラワーとしても人気があります。本記事ではそんなセルリアの切り花を長持ちさせる方法や花言葉をご紹介します。
セルリアの切り花の日持ちは?どんな花?
まずはセルリアの基本情報についてご紹介していきます。
セルリアの基本情報
セルリアはヤマモガシ科セルリア属のお花で、原産地は南アフリカです。お花屋さんに出回る時期は5~11月で、日持ちは1週間ほどと、暑い夏にも楽しめるお花です。
幾重にも重なった透明感のある花びらに見える部分は「苞(ほう)」で、その中心にあるふわふわした部分がお花です。時間が経つにつれて中央の部分がピンクに染まってくるので、その変化がセルリアの楽しみ方の一つ!
だんだんとピンクに染まってくることから、英名は「Blushing-Bride(ブラッシングブライド)」で、「頬を染めた花嫁」という意味を持ちます。なんとも可愛らしい英名ですね!
草花と合わせたナチュラルな雰囲気のブーケにもおすすめです!
セルリアの切り花を長持ちさせるためには?
日持ちが良いお花であるセルリア。そんなセルリアを長持ちさせるお手入れ方法について紹介します。
購入時に葉がしっかりしているものを選ぶ
セルリアの切り花は葉がびっしり付いています。ドライになり、長く楽しめるのでお花の状態だけだと鮮度を見極めるのが難しいですが、時間が経つと葉も元気がなくなってきます。お花屋さんで選ぶ際には、お花だけでなく、葉もチェックしましょう。
水に浸かる部分の葉を取り除く
まず、長持ちさせるためには葉はを取り除いてから生けましょう。セルリアの葉っぱは黒くなりやすい上、必要以上に葉があると必要な栄養が花に行き渡りづらくなります。また、水に葉が浸かると水が腐る原因になり、バクテリアの発生を促進するため、花瓶に生ける前に取り除きましょう。
茎をハサミで十字に割る
セルリアの茎はしっかりとした枝です。枝ものは水を吸い上げにくいので、ハサミで十字に割り、水を吸い上げやすくしましょう。セルリアは水が下がりやすいので、生けたタイミングででしっかりと水を吸わせてあげましょう!
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し』を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。
湿度が高いと蒸れて腐ったり、カビが生えたりするので風通しの良い場所に飾るようにしましょう。
セルリアの花言葉は?
続いてセルリアの花言葉についてご紹介します。
セルリアの花言葉は『ほのかな思慕』『可憐な心』『優れた知識』
ほんのりとピンクに色づいていく様子が、まるで恋をしている様子に見えることから『ほのかな思慕』という花言葉がつけられました。
『優れた知識』という花言葉は、セルリアを育てるのが難しいことからつけられたと言われています。
セルリアの品種
セルリアの品種は全部で約40種類あると言われており、品種によって花色や花姿が異なります。ここでは一部をご紹介します。
セルリア・フロリダ
「セルリア・フロリダ」はセルリアの中で際立って美しい品種とされています。故ダイアナ妃のブライダルブーケにも使われており、透き通ったガラス細工のように美しい見た目をしています!
セルリア・カルメン
「セルリア・カルメン」はオーストラリアで品種改良されたもので、小ぶりで花の色が濃いのが特徴です。
ブラッシングブライドホワイト
英名が品種名となっている「ブラッシングブライドホワイト」は名前の通り、色が真っ白なのが特徴です。ウエディング用の装飾でアクセントとして使いやすい色味をしていますね。
セルリアはブライダルフラワーとしても愛されるお花
セルリアはネイティブフラワーらしい大ぶりの花姿でありながら、透き通るような可憐な雰囲気はつい見とれてしまうような美しさが魅力的。最近では結婚式では淡い色のお花を選ぶことが人気となっており、セルリアは淡い色を兼ね備えつつ、「ブラッシングブライド」ということで、名実ともにブライダルで人気のです。切り花として楽しんだあとはドライフラワーにしても楽しめますので、個性的なセルリアを是非飾ってみてください!
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