スイートピーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や値段、花言葉も解説!【切り花図鑑】

スイートピーは蝶のようにひらひらとした花びらと、甘い香りが特徴的な春のお花です。スイートピーが出回ると本格的に冬の訪れを感じさせ、春ころまで楽しむことができます。本記事ではそんなスイートピーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴をご紹介いきます。

スイートピーはどんな花?出回り時期は?

スイートピーの基本的な情報について紹介していきます。

スイートピーの基本情報

スイートピーはマメ科レンリソウ属のお花で、英名はsweet pea(スイートピー)。和名は麝香連理草(じゃこうれんりそう)です。

『スイート・ピー』という名前は、甘い香りとマメ科独特のお花の形から名付けられています。出回り時期は11月〜4月で、1月〜2月が出回り最盛期とされています。花もちは7日以上と、意外にも花もちがよいお花です。

スイートピーの値段は100円~300円ほどとお手頃な価格で、冬や春の季節になると花束やアレンジメントによく活用されます。花色はバリエーションが豊富で、ピンクや紫、白、ピンク、紅紫など多岐にわたり、染めて色付けたものも出回ります。

1月21日は『スイートピーの日』

毎年1月21日は『スイートピーの日』とされています。『スイートピーの日』は日本スイートピーの会により制定され、由来は①1月21日で最も香りが豊かで美しく輝く日であること、②スイートピーの花びらは左右対称で3種類の花びらがあり、上から順に「1枚・2枚・1枚」となっていることとされています。スイートピーを購入した際は是非花びらの枚数を確認してみてください。

参考:「日本スイートピーの会」による「スイートピーの日」のPR活動の様子

新鮮なスイートピーの切り花を選ぶ方法は?

見ているだけで春の訪れを感じ、癒されるスイートピー。本章では新鮮なスイートピーを選ぶコツをご紹介します。

一番の上のお花がつぼみになっているものを選ぼう

お花屋さんなどで選ぶことができる場合、花頂がつぼみになっているものを選びましょう。スイートピーは縦にお花が並んで咲きますが、下から順番に咲いてくるお花です。そのため、一番最後に咲く上部のお花がまだつぼみの状態のものは、わりと長く楽しむことができます。ちなみに下から順に咲く咲き方を「​​無限花序」、下に向かって咲く咲き方を「有限花序」と呼びます。

スイートピーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?

本章ではスイートピーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法を紹介していきます。

茎は真っすぐカット!

切り花では水上がりをよくするために、茎を斜めカットすることが一般的ですが、スイートピーの茎は細くて柔らかく、斜めにカットすると茎がつぶれやすくなってしまうため真っすぐにカットしましょう。

花瓶の水量は少なめに

スイートピーは茎が空洞であり、水を吸水しやすく茎が痛みやすいため、水は花瓶の半分くらいの量にしましょう。そして、水の状態を清潔するためにもなるべく毎日水換えをしましょう。

枯れた花びらは取り除こう

先ほど紹介した通り、スイートピーは茎の下から順に花を咲かせ、下から枯れていきます。枯れたお花はエチレンガスを放出し、他のお花の寿命を短くしてしまう原因となるので、枯れた花びらは取り除きましょう。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

スイートピーの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。

スイートピーの花言葉は?

次に、スイートピーの花言葉を紹介します。スイートピーは卒業のお祝いなどでよく使われますが、その理由は花言葉にもあります。

花言葉は『門出』『別離』『繊細な喜び』『思い出』

スイートピーは春の時期に咲くお花のため、別れや新たな出会いを連想させる『門出』『別離』『繊細な喜び』『思い出』といった花言葉となっています。一見、花言葉だけを見ると、悲観的な印象を受けますが、前向きな意味合いも込められています。このように春の門出を祝う花言葉であるため、卒業や就職のような節目に贈る花束によく使われます。

宿根スイートピー(サマースイートピー)とは?

スイートピーには夏を中心に出回る「宿根スイートピー」と呼ばれるものがあります。春を中心に出回るスイートピーは一年草で種を蒔いた年のうちに発芽、お花が咲き、種をつけ、枯れます。一方、宿根草は毎年花を咲かせる草花や球根植物を指します。宿根スイートピーは土の中に根が残っているので、翌年再び花を咲かせることができます。

宿根スイートピーはサマースイートピーとも呼ばれ、切り花は4月~7月頃に出回り量が多くなります。春を中心に出回るスイートピーは花茎だけのものが出回りますが、宿根スイートピーの切り花は葉やつるも付けて出回ることがあります。お花やんさんでは「宿根スイートピー」と分けて売られることがしばしばあります。

人気スイートピーを色別に紹介!

スイートピーといえば、松田聖子さんの曲の影響で赤色のイメージがありますが、多様な色があります。本章ではカラーバリエーション豊かなスイートピーを色別に紹介していきます。

白のスイートピー


純白の大きな花を付ける白いスイートピーは、ウェディングブーケでよく使用されます。白いスイートピーの花言葉は「ほのかな喜び」で、かわいくほっこりする見た目にぴったりな花言葉です。

ピンクのスイートピー


濃いピンクとややはっきりしたピンクの2種の花色がある人気の品種です。ピンク色のスイートピーの花言葉は「繊細」「優美」です。

黄色のスイートピー


黄色のスイートピーは鮮やかな見た目をしています。黄色のスイートピーの花言葉は「分別」「判断力」で可愛らしい見た目の中に冷静さを感じることから付けられたそうです。

紫色のスイートピー

紫色のスイートピーは濃いものや淡い色をしたものもあります。紫色のスイートピーには、「永遠の喜び」という花言葉が付いております。上品な紫色のスイートピーは、花束などに入れるとアクセントになります。

青色のスイートピー


爽やかな見た目で、白・ピンク・黄色・紫と比べるとお花屋さんであまり見かけない珍しい色味です。青色のスイートピーには色別の花言葉は付いていません。洗練された清楚なカラーは、一本刺しの花瓶で飾ってもおしゃれです!

春のお花と一緒に飾り、香りを楽しもう

スイートピーは春を代表するお花。非常に軽やかで、肉厚なヒヤシンスやチューリップなどの春の球根花と非常に相性がよいです。なにより甘い香りを楽しみたいお花なので、正しくお手入れして楽しんでください。

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Flower Shop Applaugh(アップラフ)は副都心線・有楽町線平和台駅から徒歩4分の花屋です。アレンジメントや花束はもちろん、ソープフラワーやプリザーブドフラワーなどのギフト用資材も取り揃えており、全国への配送も可能です。

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