ビバーナム・スノーボールの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や花言葉も解説!【切り花図鑑】

ビバーナム・スノーボールは、アジサイを小さくしたような可愛い手毬状のお花です。ビバーナム・スノーボールの鮮やかな黄緑色は、どんなお花とも合わせやすく、周りのお花を明るく引き立てます。本記事ではビバーナム・スノーボールの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。

ビバーナム・スノーボールの切り花の日持ちはどのくらい?どんな花?

まずはビバーナム・スノーボールの基本情報についてご紹介していきます。

ビバーナム・スノーボールの基本情報

ビバーナム・スノーボールは、スイカズラ科(レンプクソウ科)ガマズミ属のお花で、原産地はヨーロッパ・北アメリカです。和名は西洋手毬肝木(セイヨウテマリカンボク)で、英名は「Snowball tree」です。

咲き始めのビバーナム・スノーボールは黄緑色をしています。お花屋さんではこの黄緑色で入荷されることが多いですが、、時間が経つにつれてだんだん白く変化していきます。花が咲き切った白いボール状の姿が雪玉のように見えることから『スノーボール』という名前がついています。(切り花になると変化量がすくなるなりますが、多少は白くなっていきます。)

開花時期は4月~6月で、国内産のビバーナム・スノーボールが旬を迎える5月頃がお花屋さんへの出回り量が多くなります。出回り始めの時期は黄緑色のものが多く、出回り時期の終わりのほうは白っぽいものが多くなります。

アジサイとビバーナム・スノーボールの違いは?見分け方は?

似ているお花の代表格のアジサイも手毬のように咲くため、見分け方が困難な場合があります。まず、アジサイはアジサイ科アジサイ族であり、お花のカテゴリが異なります。また、ビバーナム・スノーボールは4月頃に開花するのに対して、アジサイは6月頃に開花します。

見た目の特徴としては葉の形で、スノーボールの葉は紅葉のように切れ込みが入り、3つに避けたような形をしているのに対し、アジサイの葉は切れ込みはなく、品種によって異なりますが丸〜楕円の形をしています。

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ビバーナム・スノーボールの切り花を長持ちさせるお手入れは?

ビバーナム・スノーボールは水が下がりやすいお花で、水が不足するとお花が下を向き、萎れてしまいます。続いて、ビバーナム・スノーボールの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。

茎の切り口を斜めにカットし、割りを入れる

ビバーナム・スノーボールは水上がりが悪いので、切り口を斜めにカットしましょう。斜めにカットすることで、断面積が広がり、お水が吸収しやすくなります。切り口に『割り』を入れることで、斜めにカットした時以上に水が吸い上げやすくなるので、『割り』を入れるとよりよいでしょう。

茎の表面を削る

茎を斜めにカットしたり、割りを入れる方法とは別に茎の表面を削ることでも吸水面を増やすことができます。水上がりがきになる場合は試してみましょう。

茎の中のワタを取り除く

斜めにカットすると、茎の中に白くふわふわしたワタのようなものが確認できます。このワタはお水の吸収の妨げになるため、ナイフやハサミの刃先でワタを取り除きます。ワタを取り除いてあげることで、水を吸い上げやすくなります。このお手入れ方法は見た目が似ているアジサイの水揚げ方法と同じです。

茶色の硬い茎の手前でカットする

ビバーナム・スノーボールの茎はよく見ると、茶色い硬い茎と緑色の茎の2種類に分かれています。茶色の硬い茎は緑の茎と比較して水が吸い上げにくいので、緑色の茎の部分で切り落として短く生けた方がお水が吸収しやすく、長く楽しめやすくなります。ただ、かなり短くなってしまうため、お好みでカットしてください。(カットする場合、小さめの花瓶を用意してあげると良いです。)

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

ビバーナム・スノーボールの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。水換えのタイミングで、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり、水上がりが良くなります。

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ビバーナム・スノーボールの花言葉は?

続いてビバーナム・スノーボールの花言葉についてご紹介します。

ビバーナム・スノーボールの花言葉は『大いなる期待』『私を見て』

『茶目っ気』という花言葉は、小花が集まって咲く可愛らしい様子からつけられたと言われています。『誓い』という花言葉は、ウエディングブーケにも使われることからつけられています。似ているアジサイには『移り気』という花言葉が付いており、ひと昔前では浮気を連想させることから縁起が悪いとされていました。今はウエディングでも人気花材となっていますが、花言葉が気になる方はビバーナム・スノーボールを使用することがあるようです。

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出回りシーズン中、黄緑色から白色へ花色が変化していくお花

ビバーナム・スノーボールは若々しい黄緑色の姿から咲き進んで白色になった姿の変化を楽しめるお花です。写真のような優しい色をしたラナンキュラスやバラなどのお花とも合いやすく、緑色を生かしてグリーンのように扱うこともできます。初夏を過ぎると少し白くなった姿ならではの組み合わせで飾ることもできます。水が下がりやすいので、お手入れ方法には少しコツがいりますが、飾る機会が多いお花ではないため、物珍しさを味わいたい時に購入してみてください。

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