花束の相場はいくらが適切?値段別の大きさやオーダー方法等を解説!

親族や友人、お世話になった大切な人に贈るギフトとして定番の花束。花束を選ぶ際、どのくらいの値段が妥当なのかご存じでしょうか。普段お花を買い慣れている方にとってだいたいの価格はイメージつきやすいですが、経験が少ない方にとっては想像し難いと思います。そこで本記事ではシーン別の花束の相場や値段を決める要素、値段別の花束の用途や花束のオーダー方法をご紹介します。

花束の値段を決める要素は?

まず最初に花束の値段はどのような要素から決まるのかについてご紹介します。ここを抑えていないと、予想以上に金額がかかってしまい、予算内に抑えることが困難になってしまうことがあります。しっかり把握しておきましょう。

花材

イメージしやすいかと思いますが、花束では使うお花によって値段が大きく変わります。花束やアレンジメントなどで使用されるお花は花材と呼ばれ、花材は以下の3つの要素によって値段が異なります。

お花の種類

花束ではバラやユリなどのメインのお花、小花が多くつくようなサブのお花、ナチュラルさを演出するグリーンなど、様々な種類のものを組み合わせて作成します。種類にもよりますが、メインのお花向きの方が1本あたりの値段が高くなる傾向にあります。

花の品種

同じ種類のお花でも品種によって値段が異なります。例えば、青色のカーネーションとして有名な「ムーンダスト(品種名)」は他の品種に比べて高くなる傾向があります。

産地

産地も値段に影響を与えることがあります。南アフリカやオーストラリアを原産とするワイルドフラワーと呼ばれるお花は、輸入物が多く出回っています。このような輸入物のお花は為替や輸送コストによって値段が変化することがあります。また、国産の場合でも高品質なお花を生産している産地では高くなることがあります。

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サイズ

同じお花の種類の場合でもお花のサイズが大きくなればなるほど値段は高くなります。1本あたり500円程度のお花でも10本入ったら、簡単に5,000円程度かかってしまいます。せっかくのギフトにもか関わらず、予算以上の金額になってしまうと、どこか晴れない気持ちになってしまうため、事前に花束のサイズを考えておきましょう。

ラッピング

最後にラッピングです。多くのお花屋さんでは花束とは別にラッピング代がかかるケースがあります。ラッピング代にはラッピング紙やセロハンの他、リボンや紙袋の値段もかかります。また、お渡しまでに時間がかかる場合は保水用のゼリーを切り口に施す保水サービスも行ってくれることもあり、この処理はラッピング代とは別にお金がかかることがあります。ギフト目的の場合、ラッピングは必要な費用となりますが、別途料金がかかることを考慮しておきましょう。

価格別の花束のイメージ

続いて、金額別に花束のイメージをご紹介します。今回ご紹介するものは一般的なものであり、贈り先やシーンによって花束の金額は異なります。金額別にサイズや用途などを把握しておくと花束選びが楽になります。

1,000円以下の花束

価格が1,000円以下の場合、メインのお花が1本程度にサブ花材、グリーンが1~2本の花束になります。サイズは小さめの花瓶に生けられる程度の大きさとなります。用途としては主にご自宅用などのイメージでしょうか。お花屋さんによってはミニブーケなどの名前で店頭に束ねられた状態で売られることがある価格帯です。

1,000円〜3,000円の花束

1,000円〜3,000円はメインのお花、サブ花材やグリーンを数本ずつ入れた花束です。見た目としては中サイズくらいとなり、中サイズの花瓶に入れても十分楽しめる分量です。用途としては手土産やギフトに合わせて贈るお花として選ばれることが多い価格帯です。

3,000円〜5,000円の花束

3,000円以上になるとそれなりに持ち応えのある花束のサイズになってきます。メインのお花やサブ花材などをこだわりをもって選びたい方は最低限、このくらいの金額を用意できると良いでしょう。誕生日やちょっとした記念日などで選ぶことが多い金額帯です。ボリュームを大きくした場合はグリーンなどを多めに入れると、ふんわり広がる花束になりやすいです。

5,000円〜10,000円の花束

長くお世話になった方への御礼やお祝いの場の贈り物として花束を贈る際に選ばれる価格帯でしょう。例えば、送別会や発表会、長寿の祝いなどです。このような場合、送り手が複数にいることが多いため、大きい花束を準備することができます。お花屋さんで予算を伝えて、イメージに合う花束を作ってもらいましょう。

10,000円〜20,000円の花束

結婚記念日やプロポーズなどの人生にとって特別なシーンで贈る際に、10,000円を超える花束を選ぶことが多くなります。通常の結婚記念日で10,000円以上の花束は高価ですが、銀婚式や金婚式などの節目の場合に大きな花束は非常に喜ばれます。また、プロポーズで定番のバラの花束は本数によって花言葉が異なるため、予算と相談し、伝えたい想いに合う本数を選びましょう。

シーン別の花束の相場

続いて、シーン別に花束の相場をご紹介します。基本的にギフトとして花束を贈る場合、予算は3,000円以上とするとそれなりにボリュームのある花束を準備することができます。また、より特別感のあるシーンやお花の種類にこだわると値段が高くなる傾向にあります。

誕生日・記念日

誕生日や記念日の場合、3,000円以上の花束がよいでしょう。特にお相手がお花が好きな場合は5,000円以上で豪華で特別感のある花束を用意すると非常に喜ばれます。誕生日や記念日は時期が決まっているので、相手の好きな花や色味で選んだり、季節感のあるお花を選ぶとよいでしょう。

送別・退職

送別や退職など、別れの時の花束は相手との関係性によって相場が異なります。同僚や友人の場合は3,000円程度、上司やお世話になった先輩の場合は5,000円程度、定年退職する方には10,000円の花束を贈るのが相場です。送別のお花を複数人で贈る場合は、大きめの花束を用意すると喜ばれます。また、3月は送別のイベントが多い季節です。「門出」の花言葉を持つスイートピーやチューリップなどの春らしいお花を選ぶとよいでしょう。

結婚祝い・出産祝い

おめでたい結婚祝いや出産祝いで贈る花束は3,000円から5,000円が相場です。日頃、友人などからお祝いのお花をもらう機会は少ないので、ギフトを用意している場合でも別に花束を用意しておくと非常に喜ばれます。出産祝いの場合、慣れない子育てで忙しいことが想定されるため、花粉の処理などが発生しないカーネーションのようなお手入れの負担が少なく、長持ちしやすいお花を中心に選ぶとよいでしょう。

お見舞い

お見舞いのお花も3,000円から5,000円が相場です。ただ、相手の方に気を遣わせてしまうので、相手に合わせて選ぶとよいでしょう。お見舞いではアレルギーなどを懸念し、お花の持ち込みが制限されている場合や患者さんの状態によって水換えなどが困難なケースが考えられるため、事前に病院側や送り先の方に連絡・確認を入れるようにしましょう。

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結婚記念日

結婚記念日は夫婦にとって特別な日。5,000円〜10,000円の花束を贈るのが相場です。銀婚式や金婚式などのより特別なタイミングは10,000円〜30,000円の大きな花束を準備すると、大変喜ばれ、忘れられない日になります。結婚記念日は毎年同じ時期に迎えるので、思い出のお花や季節のお花などを取り入れて、より豪華なものを選んでみてください。

プロポーズ 

一世一代のプロポーズでは5,000円〜20,000円程度の花束を贈るのが相場です。プロポーズの定番である赤いバラは本数によって値段が異なります。プロポーズの定番は「私の妻になってください」の花言葉を持つ12本の花束、「結婚してください」の花言葉を持つ108本の花束などです。直前に注文すると当日までにバラを用意できないリスクがあるため、遅くともプロポーズ予定日の1週間前にはお花屋さんに注文するようにしましょう。

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花束のオーダーの仕方

ここまで花束の相場をご紹介してきました。続いて、お花屋さんで花束をオーダーする際に、スタッフの方に伝えるべきイントをご紹介します。

用途

まず最初に花束を購入する際は用途を伝えましょう。ご自宅用、記念日、プロポーズ、お見舞いなど、用途を伝えると、それに合うお花を選んでもらえます。お見舞いのお花ではバラはNGなど、細かなルールがあり、相手に失礼を働かすことも避けることができます。

イメージ

どんな花束にしたいかイメージを伝えましょう。例えば「ナチュラル」「前向きで明るい」の雰囲気やサイズや色味、使いたいお花など。なかなかイメージがわかない場合はどんなお相手に贈るかを伝えると、お花屋さんの豊富な経験からイメージ合う花束を提案をしてくれるでしょう。

予算

先ほどまでご紹介した通り、予算もしっかり伝えましょう。予算によって選ぶお花やラッピング方法などが変わってきます。花束を贈る場合は適切な予算を決めるところから決めましょう。

贈るタイミング

お花は生ものなので、非常に繊細です。お花を渡した後、持ち帰るまでに時間が空いてしまうと花は元気が無くなってしまいます。そのような場合には保水剤の処理が必要となり、ラッピングの仕方も変わってくるため、花束を贈るタイミングもしっかりと伝えましょう。

また、花束を頼む場合は1週間前に依頼するようにしましょう。お花屋さんで仕入れのタイミングが決まっているため、当日〜数日前でのオーダーでは特定のお花を仕入れられない可能性があります。悔いなく花束を贈るためにも、余裕を持って依頼することが大切です。

花束を贈る際は予算を設定して、上手にお花を選ぼう!

ギフトとして花束を選ぶ機会は人によって異なりますが、送り慣れない方も多いと思います。時期によって出回っているお花は異なり、種類も多いので、日頃からお花を飾っていたり、フラワースクールに通われている方を除くとお一人でお花を選ぶのはなかなかハードルが高いです。もし不安な場合はお花屋さんのスタッフに予算やイメージ、用途などを伝え、アレンジしてもらいましょう。相手のことを想い、後悔なく花贈りを行ってください!

Flower Shop Applaugh

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Flower Shop Applaugh(アップラフ)は副都心線・有楽町線平和台駅から徒歩4分の花屋です。アレンジメントや花束はもちろん、ソープフラワーやプリザーブドフラワーなどのギフト用資材も取り揃えており、全国への配送も可能です。

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