デンファレは華やかで南国の雰囲気漂うお花。華やかで南国の雰囲気漂い、高級感がありながらも、手頃な価格であり、カジュアルな場面から冠婚葬祭のフォーマルなシーンまで幅広く活躍します。花もちがいいので、夏のアレンジメントや花束などのギフトにもおすすめです!本記事ではデンファレの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。
デンファレの切り花の日持ちはどのくらい?どのような花?
まずはデンファレの基本情報についてご紹介していきます。
デンファレの基本情報
デンファレはラン科セッコク(デンドロビウム)属のお花で、英名は「cooktown orchid」、「dendrobium_phalaenopsis」です。
デンファレは質の高い沖縄県産が1年中出回りますが、タイ産やシンガポール産などの輸入物も出回ります。熱帯アジアが原産地なので、暑さにも強く、日持ちは2週間ほどと長持ちするお花です。
花色は白色やピンク色、紫色、淡い緑色などがあり、特に白色はウェディングのシーンでも大活躍します。
デンファレは数あるラン科のお花の中で、国内流通量第一位のお花です。丈夫で花もちがいいことから料理の飾り用にも利用されます。可愛らしい形やトロピカルな花色のデンファレは、ハワイの花飾り「レイ」の花材としても使われます。
参考:デンファレ(洋ラン) | 花き | JAおきなわの特産品 | JAおきなわ
アンスリウムなどの南国風のお花と合わせてオリエンタルなブーケにしても素敵です!
デンファレの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?
続いて、デンファレの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。
咲き終わった花を摘み取り、蕾も咲かせよう
デンファレのお花は縦に並ぶように咲き、下から順番に咲いていきます。そのため、先端のつぼみも咲かせるため、下部分の咲き終わったお花を摘み取るようにしましょう。
室温が低く、乾燥している部屋で管理しない
デンファレは熱帯アジア原産のお花であり、寒さと乾燥に弱いお花です。適した環境でないと元気がなくなってしまうので、室内の温度は最低18度以上に保ってあげるといいでしょう。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
デンファレの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなります。切り口は断面積を広げるため、斜めにカットし、茎が黄色くなってしまった場合は、変色した部分を切り落としましょう。
花瓶に生けるだけでなく、水に浮かべて楽しもう
デンファレは水が触れていても傷みづらいです。他の切り花と同様に花瓶に生けても十分かわいいですが、茎からお花だけ切り離し、お水に浮かべて飾る「浮き花」としても楽しめるお花なので、少し楽しんだら平めの器に水を貼って浮かべてみてください!
お水を吸収する必要があるため、カットする際には花首で切るのではなく、茎も残すようにしましょう。
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デンファレの花言葉は?
続いてデンファレの花言葉についてご紹介します。
デンファレの花言葉は『お似合いの二人』『わがままな美人』『有能』『誘惑に負けない』
『お似合いの二人』という花言葉は、他の樹木を邪魔することなく共存することからつけられました。また、『わがままな美人』という花言葉は、他を圧倒するような美しさから付けられています。
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デンファレは花もち抜群で値段もお手頃のラン科のお花!
デンファレは1本の茎に複数のお花が付いており、1本でも華やかな印象を与えてくれる花材です。ラン科のお花はどうしても価格が高いイメージがありますが、デンファレはコチョウランのような上品な雰囲気でありながら、ラン科のお花の中でも価格がお手頃(だいたい400円前後)でコスパが非常に良いお花です。ギフト用でも自宅用でもどこでも活躍するので、切り花が日持ちしづらくラン科のお花が多く出回る夏場に手に取ってみてください!