サンダーソニアは明るいビタミンカラーのお花。何より特徴的なのはベル形のお花をしていて、チャーミングな見た目です。本記事ではそんなサンダーソニアの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。
サンダーソニアの切り花の日持ちはどのくらい?どんな花?
まずはサンダーソニアの基本情報についてご紹介していきます。
サンダーソニアの基本情報
サンダーソニアはイヌサンフラン科サンダーソニア属のお花で、原産地は南アフリカです。英名は「Christmas-bells」「Chinese lantern lily」「Sandersonia」です。
サンダーソニアという花名は可憐な見た目とイメージと合わない印象を受けますが、1851年に南アフリカにてジョン・サンダーソニアさんが発見したことにちなんでいます。そのあと、ニュージーランドで栽培が盛んになり、今は国内産が多く出回っています。(ちなみに日本に輸入されたのは1960年頃のようです。)
サンダーソニアはユリの仲間とされていて、イヌサンフラン科はその中の一つの科名です。基本的に同属には他の種類のお花も存在するケースが多いですが、サンダーソニア属はサンダーソニア以外花がない珍しい一属一種のお花。
ユリの仲間ということもあり、日持ちはよく1週間〜2週間程度楽しむことができます。花色はオレンジ色のみ。出回り時期はオールシーズンですが、熱い夏の前後の5月〜6月、10月が旬です。
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サンダーソニアの切り花を長持ちさせるためには?
続いて、サンダーソニアの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。もともと丈夫で長持ちするお花ですが、正しいお手入れ方法で、さらに長く楽しみましょう。
花色が鮮明で葉に張りがあり、濃いものを選ぶ
まず、長く楽しむためには鮮度が良いものを選びましょう。花は特徴的なオレンジ色が鮮明でくすんでいないか確認しましょう。また、サンダーソニアの葉はユリのお花のように細長いです。張りがあり、色が濃いものは同じく状態が良いので、葉も確認できると安心です。
茎の切り口を斜めにカットする
切り口を斜めにカットすることで断面積が広がり、水を吸い上げやすくなります。
咲き終えたお花は摘み取る
サンダーソニアは下から花を咲かせるため、下部のお花が枯れていきます。咲き終えたものものはカットして摘み取ってあげると、元気に咲く上部のお花にお水が行き渡りやすくなります。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
サンダーソニアの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。
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サンダーソニアの花言葉は?
続いてサンダーソニアの花言葉についてご紹介します。
サンダーソニアの花言葉は『祝福』『望郷』『祈り』『愛嬌』
『望郷』『祈り』の花言葉は当時、植民地であった南アフリカに入植した方々が祖国を想っていたことから付けられています。『祝福』『愛嬌』はサンダーソニア特有のチャーミングな見た目から付けられています。
サンダーソニアのすらっと伸びるラインと、広がる姿を楽しもう
サンダーソニアは元気が出る花色のため、比較的どのようなシーンでも活躍するお花。すらっとの伸びる茎の先に下向きに下がるお花は愛らしく、また広がり揺れる姿も魅力的です。そのため、生ける際には空間を空け、密にならないように飾ってあげましょう。一本では長いので枝分かれ部分をカットして、分けて生けてあげてもよいでしょう。メイン向きではないですが、一本挿しでも十分楽しめます。