ブルースター(オキシペタルム)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や花言葉、品種も解説!【切り花図鑑】

鮮やかな水色をしていて、星型のお花が可憐なブルースター。ブルースターは結婚式で花嫁が永遠に幸せになるためのおまじないアイテムであるサムシングブルーのお花として人気があります。また、ブルースターの青色をアクセントとしてフラワーアレンジメントや花束で用いることも定番です。本記事ではそんなブルースターの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。

ブルースターの切り花の日持ちはどのくらい?どのような花?

まずはブルースターの基本情報についてご紹介していきます。

ブルースターの基本情報

ブルースターはガガイモ科(もしくはキョウチクトウ科)トゥイーディア属のお花で、和名は瑠璃唐綿(ルリトウワタ)、英名はTweediam、Oxypetalumです。別名で「オキシペタルム」と表記するお店もあり、園芸品種としては和名の「瑠璃唐綿」と呼ばれることが多いです。

ブルースターは水色の星型が特徴的ですが、花色が白色の品種は「ホワイトスター」、ピンク色の「ピンクスター」の名前で出回ります。

ブルースターの開花期は5月〜10月。出回り時期はオールシーズンで、出回り量が一番多くなるのは初夏や秋のタイミングですです。ブルースターの生産が盛んな高知県では、周年栽培(1年中を通じての栽培)しており、出回り量が比較的少なくなる10月~6月の間の全国シェアは約90%と、最盛期でないシーズンは全国的にカバーしています。

参考:JA高知 ブルースター

ブルースターの切り花を長持ちさせるためには?

続いて、ブルースターの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。

切り口から出る白い粘液を拭き取ろう

ブルースターは切り口から白い粘液が出てきます。この粘液が残ったまま(拭き取らないまま)だと、水上がりが悪くなってしまうため、水で洗い流したり、ティッシュで拭き取りましょう。粘液が出切るまで拭き取るのがポイントです。

その際、手に付着するとカブれてしまうなど炎症を起こすことがあるので、付着してしまった場合は石鹸などでしっかり洗い流しましょう。

参考:一般社団法人 日本植物生理学会 ブルースターの白い液

不要な葉や水に浸かる葉を取り除く

ブルースターには白い産毛に包まれた柔らかい葉が付いています。葉が多いと、吸い上げた水分を大気中に放出する蒸散によって水分が抜けてしまうため、不要な葉っぱは取り除くようにしましょう。

また、残した葉が水に浸かってしまうと、バクテリアを発生させる原因となるため、水に浸りそうな部分もしっかり取り除きましょう。葉と茎の付け根からも白い粘液が出てくるため、しっかり拭き取りましょう。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

ブルースターの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。切り口は断面積を広げるため、斜めにカットしましょう。

しおてれていたり、元気がない場合は湯上げや水切りを

ブルースターの切り花は水が下がりやすいです。茎やお花に張りがなく、くたっとしている場合は水が不足している可能性があります。元気がない場合は沸騰したお湯に数秒〜数十秒ほど、切り口を浸す「湯揚げ」をしましょう。湯揚げをすることで、導管内のバクテリアを死滅させることができます。湯揚げの後は浸した切り口をカットして新鮮にして、素早く水に浸しましょう。

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みほさん

白い粘液が固まる前にしっかり洗い流す。これがブルースターを飾る上で最優先したいお手入れです。


ブルースターの花言葉は?

続いてブルースターの花言葉についてご紹介します。

ブルースターの花言葉は「幸福な愛」「信じ合う心」「望郷」

「信じ合う愛」はイギリスが起源で花嫁が永遠の幸せを手に入れることができる「サムシングブルー」の代表花として親しまれていることから付けられています。また、​​「信じ合う心」は、イエス・キリストの母である聖母マリアのシンボルカラーが青色であることが由来しています。

同じ青いお花デルフィニウムの切り花のお手入れ法はこちらから

ブルースターは年中出回る、幸福の象徴のお花!

ブルースターはオールシーズン出回るお花。数ある植物の中で元種が青色のお花は1%以下と珍しく、切り花で出回る青色のお花は染めたり、品種改良など人の手によって作られたものが多くあります。そんな中ブルースターは名前にもあるように青色の花色が愛らしく、サムシングブルーのお花とブライダルのシーンでは重宝されています。開花期である初夏〜秋にかけて是非飾ってみてください。

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