ブルニアはシックで冬らしいシルバー色の丸い実のお花。クリスマスのアレンジやリースにもよく使われ、ドライフラワーにも人気のネイティブフラワー(ワイルドフラワー)の一種です。本記事ではそんなブルニアの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。
ブルニアの切り花の日持ちはどのくらい?どんなお花?
まずはブルニアの基本情報についてご紹介していきます。
ブルニアの基本情報
ブルニアはブルニア科ブルニア属のお花で、南アフリカ原産のネイティブフラワー(ワイルドフラワー)です。英名は『Brunia』で、ドイツ語で『鎧』という意味の『Brunia』にちなんでいます。丸くシルバー色の見た目が鎧に由来していると言われています。
お花屋さんには1年中出回りますが、中心は秋から冬にかけてで、特にクリスマス前に多く出回ります。『シルバーブルニア』と呼ばれるシルバーがかった色味のものが主流で、クリスマスリースやアレンジによく合います。『シルバーブルニア』以外にも、緑色の『アルビフローラ』という品種なども出回ります。
日持ちは2週間と長く楽しめ、乾燥にも強く、ドライフラワーにも向いています。ドライにしても色合いがほとんど変わらないので、リースやドライブーケ、スワッグなど活躍の幅が非常に広いのが特徴です!
ブルニアとバーゼリアの違いは?
ブルニアと非常に似ているお花として『バーゼリア』があります。ブルニアのお花はシルバー系やグレー系の色味が多いのに対し、バーゼリアのお花はグリーン系の色味が多いです。また、ブルニアの方がお花が大きく、バーゼリアの方がお花が小さいです。バーゼリアも同じネイティブフラワーの一つなので、似ているのも頷けますね。
冬っぽい雰囲気を演出してくれるおしゃれな花材です。
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ブルニアの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?
続いて、ブルニアの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。ブルニアは他のネイティブフラワー同様、日持ちがよく長く楽しめるお花で、お手入れの負担があまりなく、楽しむことができます。
茎の切り口に『割り』を入れる
ブルニアの枝は非常に固く、水を吸い上げにくいです。生花として楽しむ場合はハサミで切り口に十字に『割り』を入れることで、水を吸い上げやすくなります。茎が硬く、日常使いのハサミだと怪我を指定舞う場合があるため、園芸用のハサミを使いましょう。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
ブルニアの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。
ドライフラワーとして楽しむ
ブルニアは元々水分量が少なく、ドライフラワーとしても楽しめるお花。冬の時期を中心に出回るため、クリスマスリースの花材としても重宝されます。茎を麻ひもで縛り、風通しの良い場所で吊るして乾かすハンギング法で簡単にドライにできます。
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花に水がかかると黒ずんでしまうので注意しましょう。
ブルニアの花言葉は?
続いてブルニアの花言葉についてご紹介します。
ブルニアの花言葉は『不変』『おしゃれ』『情熱』『小さな勇気』
ブルニアはドライフラワーにしても見た目が変わらないことや、シルバーの見た目から『不変』『おしゃれ』という花言葉がつけられたと言われています。個性的なワイルドフラワーらしい花言葉ですね。
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ブルニアはシックで冬らしい花材。個性的な姿を楽しもう!
シックな色と球状のお花が目を引くブルニア。非常に個性的で、同じネイティブフラワーのピンクッションやリューカデンドロン、プロテアなどと合わせてドライブーケやスワッグにしても非常にお洒落です。ブルニアは他のネイティブフラワーよりも主張が控えめなため、入れる事でナチュラルな雰囲気になります。また、クリスマスリースの定番花材の一つでもあるため、特に冬の時期に楽しんでください!