シルバーがかった青色のトゲトゲしたお花や、そのお花を包むようなギザギザの苞が特徴的なエリンジウム。切り花は夏の時期によくお花屋さんに出回ります。ドライフラワーのブーケやスワッグで見たことがある方も多いのではないでしょうか。
本記事ではそんなエリンジウムの切り花を長持ちさせるお手入れ法や特徴、花言葉についてご紹介します。
エリンジウム(エリンジューム)の日持ちは?どんな花?
まずはエリンジウムの基本情報についてご紹介していきます。
エリンジウム(エリンジューム)の基本情報
エリンジウムはセリ科エリンジウム属のお花で、和名は「瑠璃松笠(ルリマツカサ)」、「松笠薊(マツカサアザミ)」、英名は「Eryngo」です。和名にあるように、松笠(松ぼっくり)のような形のお花が特徴的です。
同じようにトゲトゲした青いお花の「ルリタマアザミ」と似ていますが、「ルリタマアザミ」は真ん丸なお花が特徴で、「エリンジウム」は楕円形のお花とトゲトゲしたガクが特徴です。(下の写真はルリタマアザミです。)
エリンジウムは生花の状態でも乾いた質感で、ドライフラワーにしてもキレイに形が残ります。日持ちは1週間から10日ほどと、長持ちするお花なので、生花である程度楽しんだあとはドライにしても楽しめます。
開花期は6月~8月で、国内産のものは夏から秋にかけてお花屋さんに出回ります。輸入物も出回り、1年中手に入れることは出来ますが、ガーベラやバラのようにほぼ毎日、お花屋さんにあるお花ではないので、お花屋さんで見かけた際はぜひ手に取ってみてください!
エリンジウムは少し独特な匂いがするお花です。まとめて購入すると匂いがきつい場合はあるので、プレゼントなどの目的で選ぶ際には注意したいですね。
エリンジウム(エリンジューム)の切り花を長持ちさせるためには?
続いて、エリンジウムの切り花を長持させるお手入れ方法について紹介します。
購入時に、色が鮮やかなものを選ぶ
エリンジウムは時間が経つと葉が黄色くなってきます。黄色くなっていると鮮度が落ちている証拠のため、葉の色も確認してから選ぶようにしましょう。
水に浸かる部分の葉を取り除く
水に葉が浸かると水が腐る原因になるため、取り除きましょう。エリンジウムの葉にはトゲがあるので、取り除く際は注意しましょう。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し』を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。
元気がなくなったら湯上げをする
元気がなくなったら「湯上げ」をして、シャキッとさせてあげましょう。方法は、新聞紙などの紙で包み、沸騰したお湯に茎を5秒ほど浸けたあと、水を張ったバケツや桶にすぐに入れましょう。
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水揚げも良いお花なので、一般的なお手入れ方法で大丈夫です。
エリンジウム(エリンジューム)の花言葉は?
続いてエリンジウムの花言葉についてご紹介します。
エリンジウム(エリンジューム)の花言葉は『秘めた愛』『秘密の恋』『光を求める』
『秘めた愛』『秘密の恋』という花言葉は、トゲトゲした葉がお花を守っているように見えることが由来になっています。
『光を求める』という花言葉は、花びらや茎、葉に艶があることが由来になっています。
エリンジウム(エリンジューム)はドライにもオススメな、トゲトゲしたワイルドなお花!
他のお花と合わせる際には、ドライになるようなナチュラル系のお花でまとめるのも素敵ですが、白いエレガントなお花(バラなど)と合わせるのもオススメです。エリンジウムのワイルドさがエレガントなお花のいい引き立て役になります。少し楽しんだら、ドライにして、スワッグなどで長く楽しみましょう!
ドライにする際は、風通しのいい場所に吊るしておきましょう。