【1月の花】旬の切り花(24種類)をご紹介。花言葉、おすすめの花もまとめて解説!

1月は年末年始や成人式など、イベントが多い季節。人が集まる機会が多くなるため、贈り物や装飾としてお花を購入する機会が増えます。クリスマスから一変して、お花屋さんでは出回るお花も変わり、春を先取りすることができます。本記事ではお花やさんで1月に多く出回るおすすめの旬をご紹介します。

1月の切り花の特徴

1月はイベントが多く、用途に合わせたアレンジメントや花束の需要が高い時期です。クリスマスが終わり、まず新年を祝うお花が多く出回ります。松やマムやセンリョウ、ハボタンなどが入った迎春アレンジメントなどが人気で、年末から出回っています。

年末年始は花卉市場がお休みのため、1月初旬はお花の数が少ないですが、1月7日〜10日頃には年始の雰囲気から一転し、通常通りのラインナップに戻ります。そしたら、スイートピーやラナンキュラスなどの定番のお花や、春の花を咲かせる枝ものが出回ります。

1月は気温が低く、切り花にとって日持ちしやすい時期です。一方、防寒対策で部屋で暖房をつける時期でもあるため、暖かい風が直接お花に当たらない場所に飾るようにしましょう。

1月のお花が纏わる行事は?

松の内

松の内とは、お正月にやってくる年神様の依り代(よりしろ)である松を飾っておく期間のことを指します。この期間は、年神様が家々に滞在する期間とされており、関東は7日まで、関西は15日までなど地域によって異なります。松の内が明けると、新年ムードから一変して、日常に戻ります。

成人式

成人の日は毎年1月第2月曜日に制定されている成人した若者の独り立ちを祝う祝福の日です。成人の日は成人まで育ててくれたご両親への感謝としてお花を送ったり、女性は髪飾りとしてお花を選んだりします。

スイートピーの日

1月21日はスイートピーの日。スイートピーが最も美しく咲く日であることや、スイートピーの花弁が1 枚・2枚・1枚に分かれることから付けられたとされています。

愛妻の日

1月31日は「1(愛)、3(さ)、1(い)」の語呂合わせから愛妻の日とされています。「妻というもっとも身近な存在を大切にする人が増えると世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない」という願いから、日本愛妻家協会より制定されました。旦那さんから妻へお花を贈る文化が少しづつ根付いてきています。

1月に飾りたいおすすめの切り花は?

それでは1月に飾りたいおすすめの切り花をご紹介します。

菊(マム)

科名属名 キク科キク属
花言葉 「高貴」「高尚」「高潔」

キクは周年で回っていますが、縁起の良いお花として新年飾られることが多くなります。洋菊(マム)は品種改良が進み、お洒落な花姿や花色のものも増えており、ナンテンやセンリョウなどの実ものと共に飾られることが多いです。

菊(マム)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?特徴や花言葉も解説!【切り花図鑑】

南天(ナンテン)

科名属名 メギ科ナンテン属
花言葉 「私の愛は増すばかり」。 この他にも「機知に富む」「福をなす」「良い家庭」

ナンテンはブドウの房のように実をつける実もの。ナンテンは「難(ナン)を転(テン)じて福となす」の語呂がよいため、縁起のよい実ものとして正月飾りとしてを重宝されています。ドライフラワーにもなるため、スワッグやしめ縄の花材としても利用されます。​​

南天(ナンテン)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期、花言葉も解説!【切り花図鑑】

千両(センリョウ)

科名属名 センリョウ科センリョウ属
花言葉 「利益」「裕福」

千両(センリョウ)も年末年始に定番の実もの。12月のクリスマスが過ぎると花屋に並ぶようになります。ナンテンと似ていますが、千両は葉の上に実をつけます。

千両(センリョウ)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?価格や花言葉も解説!【切り花図鑑】

葉牡丹(ハボタン)

科名属名 アブラナ科アブラナ属
花言葉 「祝福」「愛を包む」

グラデーションがかった色味が特徴で、正月装花としても活躍します。一見花びらに見えますが、全て葉。葉なので、2週間以上楽しむことができます。

スイートピー

科名属名 マメ科レンリソウ属
花言葉 「門出」「別離」「優しい思い出」「蝶のように飛翔する」

スイートピーは春に定番のお花。甘い香りと軽やかな花びらが優しい雰囲気を醸し出し、1月はスイートピーの綺麗に咲く時期で、1月21日はスイートピーの日とされています。

水仙(スイセン)

科名属名 ヒガンバナ科スイセン属
花言葉 「自己愛」「神秘」

スイセンは春の訪れを告げる球根植物。副花冠と呼ばれる中央に位置付く筒のような部分が特徴で、写真の日本水仙は早咲きで、ラッパスイセンは3月に開花期を迎えます。

スイセン(水仙)の切り花を長持ちさせる方法は?日持ちや切り方、花言葉も解説!【切り花図鑑】

チューリップ

科名属名 ユリ科チューリップ属
花言葉 「思いやり」「博愛」

春が旬のイメージが強いチューリップは早いと11月頃から出回っています。品種が多く、鮮やかな花色から淡い色など豊富です。暖かい場所に飾ると咲き進んでいくため、温度が低い場所(玄関など)に飾ると長く楽しめます。

チューリップの切り花を長持ちさせる手入れ方法は?出回り時期や茎の切り方、花言葉も解説!【切り花図鑑

ラナンキュラス

科名属名 キンポウゲ科キンポウゲ属
花言葉 「とても魅力的」「華やかな魅力」

ラナンキュラスは春に人気の球根花。世界一花びらが多い花と呼ばれ、八重咲きのラナンキュラスは圧巻。その他、人気のラックスシリーズなど様々な品種が出回ってるので、好みのものを探してみてください。

ラナンキュラスの切り花を長持ちさせる手入れ方法、花言葉、特徴は?【切り花図鑑】

アネモネ

科名属名 キンポウゲ科アネモネ属
花言葉 「はかない恋」「恋の苦しみ」「見放された」「見捨てられた」

パステルカラーが多い春のお花の中で一際濃い色が目を引くのがアネモネ。花びらに見えるのはガクで、ガクは光や温度に反応して開閉を繰り返します。暖かいと開きやすくなり、咲き進んでいくので、暖かすぎないお部屋に飾りましょう。

アネモネの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や花言葉、特徴も解説!【切り花図鑑】

ストック

科名属名 アブラナ科アラセイトウ属
花言葉 「愛の絆」「豊かな愛」

茎(stock)が花名の由来であるストックは太い茎の先に直線状にお花をつけます。1本の茎に花をつけるスタンダード咲きと枝分かれするスプレー咲きがあり、ボリューム感があります。

ストックの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?日持ちや花言葉も解説!【切り花図鑑】

リューココリーネ

科名属名 ユリ科(ヒガンバナ科)リューココリーネ属
花言葉 「暖かい心」「信じる心」「貴婦人」

リューココリーネは細くてしなやかな茎の先に、星型の可憐なお花を咲かせるお花です。その可憐な見た目から連想できるバニラや桜餅のような甘い香りを楽しむことができます。

リューココリーネの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り品種や花言葉も解説!【切り花図鑑】

アリウム・コワニー

科名属名 ユリ科アリウム属
花言葉 「無限の悲しみ」「正しい主張」

アリウム・コワニーは放射状に白い可憐な花を咲かせるアリウムの仲間です。お花は1〜2cmほどのサイズで、愛らしい印象を与えてくれます。

アリウムの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や花言葉も解説!【切り花図鑑】

ムスカリ

科名属名 キジカクシ科ムスカリ属
花言葉 「通じ合う心」「明るい未来」

ムスカリは小さめの膨らんだお花を直線状に付ける春の球根花です。お花屋さんでは球根付きで見かけることがあり、球根の根を水に浸して楽しむ水耕栽培を楽しむことができます。

ヒヤシンス

科名属名 キジカクシ科ヒヤシンス属
花言葉 「スポーツ」「ゲーム」「遊び」「悲しみを超えた愛」

肉厚なお花を咲かせる春の球根花。オランダで品種改良されたダッチ系とフランスで品種改良されたローマン系に分けられ、現在は華やかな印象のダッチ系が多く出回ります。最近は球根が付いた状態のものも出回っており、香水のような香りを楽しむことができますが、香りは強めです。

フリージア

科名属名 アヤメ科フリージア属
花言葉 「親愛の情」「感謝」「友情」「期待」「純潔」

細くしなやかな茎の先にエレガントなお花を咲かせるフリージア。香りも楽しめ、黄色や白、紫などの色味で優しい雰囲気をかもし出します。1月は主に正月を祝うお花として親しまれ、旬は2月〜3月です。

アイリス

科名属名 アヤメ科アヤメ属
花言葉 「希望」「信じる心」「メッセージ(恋のメッセージ)」「吉報」「良き便り」「知恵」

主流はオランダで作出されたダッチアイリスと、カラフルなお花色が特徴のジャーマンアイリスが出回ります。ダッチアイリスはすらっと伸びる茎の先に二つお花をつけ、よく見かける種類。ダッチアイリスの旬は12月、3月で、ジャーマンアイリスは6月が旬です。

クリスマスローズ

科名属名 キンポウゲ科ヘレボルス属
花言葉 「追憶」「私を忘れないで」「私の不安をとりのぞいてください」

クリスマスローズ(ヘレボルス)は茎の先に淡い色味のお花を横〜下向きに咲かせます。その佇まいは素朴な印象を与え、落ち着いた雰囲気を醸し出します。冬が旬です。

パンジー

科名属名 ​​スミレ科スミレ属
花言葉 「わたしを思って」「もの思い」

パンジーといえば園芸品種のイメージが強いですが、茎が長い切り花向けの品種も出回っています。園芸品種と同様、軽やかな花びらを付けて、カラーバリエーションが豊富。蕾も花咲き、長く楽しむことができます。

アマリリス

科名属名 ヒガンバナ科アマリリス属
花言葉 「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」

アマリリスはすっと伸びる茎の先に花径10〜20cmのユリに似た花を咲かせます。花色は鮮やかで、新年を祝うお花として需要があります。

ウメ

科名属名 バラ科サクラ属
花言葉 「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」

古くから愛されるウメの枝ものは年末から1月にかけて出回ります。早春の訪れを感じさせるお花の一つとして、是非飾ってみてください。

ロウバイ(蝋梅)

科名属名 ロウバイロウバイ
花言葉 「ゆかしさ」「慈しみ」「先導」「先見」

ロウバイは蝋細工のようにコーティングされた黄色の花を咲かせる枝ものです。1月〜2月に花を咲かせ、その花には芳香があり、淡いクールな雰囲気を楽しめます。

雪柳(ユキヤナギ)

科名属名 バラ科シモツケ属
花言葉 「愛らしさ」「気まま」「殊勝

雪柳は細い枝に一重咲きの白いお花をたくさん咲かせる落葉低木。白い花が雪のように、垂れる枝が柳に似ていることから名前がつけてれています。1月〜3月のこの時期はお花の旬の時期で、夏には新緑の枝が、秋には紅葉したものが出回り、その季節によって楽しみ方が様々あります。

シンビジウム

科名属名 ラン科シュンラン属
花言葉 「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」

シンビジウムは冬の時期に贈答用として人気があるランです。胡蝶蘭のように豪華な花をつけ、鉢植えとして出回ることが多いため、長く楽しめます。他のお花と比較して高価ですが、長く楽しむことができます。

ネコヤナギ

科名属名 ヤナギ科ヤナギ属
花言葉 「自由」「率直」

ネコの毛のように柔らかい花穂が愛らしい枝物。この白銀の花穂は花を咲かせる前の姿で、アレンジメントや生け花などで高さを生かしてアクセントとして用いられます。

新年を祝うお花と春のお花を楽しもう

1月は人が集まり、お祝い事の多い季節です。人が集まる場所にお花を飾ることで、その場の雰囲気も和やかになり、明るくなります。また、贈り物としてもお花を購入する需要が高まる季節でもあります。春らしい定番のお花を取り入れて、香りも楽しんでみてください。

 

Flower Shop Applaugh

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