南アフリカ原産のエキゾチックなお花のリューカデンドロン。ネイティブフラワーの代表とされるお花の一つで、ドライフラワーにもなる人気の花材です。ネイティブフラワーは基本的には長く楽しめるのお花でもあります。本記事ではそんなリューカデンドロンの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。
リューカデンドロンの切り花の出回り時期はいつ?どんな花?
まずはリューカデンドロンの基本情報についてご紹介していきます。
リューカデンドロンの基本情報
リューカデンドロンはヤマモガシ科リューカデンドロン属のお花で、原産地は南アフリカです。和名は『銀葉樹(ギンヨウジュ)』、英名は『Silver leaf tree』です。
花びらのように見えるのは『苞葉(ほうよう)』で、中央にある松笠のような部分がお花です。苞葉がお花を包み込むような特徴的な形をしています。苞葉は赤や黄色などに綺麗に色づき、苞葉を鑑賞して楽しむ、ユニークなお花です。
お花屋さんには基本的に1年中出回り、旬は10~11月。ピンクッションやプロテアなどのワイルドフラワーは基本的に秋に出回り量が多くなりますが、リューカデンドロンも同様の時期に多く出回ります。
リューカデンドロンの切り花はオーストラリア産や南アフリカ産を中心に、ヨーロッパ産も出回ります。切り花の日持ちも2週間ほどと長く楽しむ事ができます。値段はお店によって幅はありますが、400円〜700円程度が一般的です。
リューカデンドロンはブーケに入れても落ち着いていて、可愛すぎない雰囲気なので、男性向けの贈り物としてもおすすめです。
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リューカデンドロンの切り花を長持ちさせるためには?
続いて、リューカデンドロンの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。元から丈夫で長持ちするお花ですが、正しくお手入れしてさらに長く楽しみましょう。
購入時にカビがないか確認する
リューカデンドロンは苞葉が密集して、茎に覆われているため、湿気があるとカビてしまいことがあります。購入時にはカビが付着していないかしっかり確認しましょう。
茎の切り口に縦に切れ込みを入れる
リューカデンドロンはしっかりとした茎を持つお花です。他の枝ものと同じように、茎に縦に切れ込みを入れましょう。ただ、カットするだけよりも水を吸い上げやすくなります。同じワイルドフラワーのピンクッションも同様のお手入れ方法を持ちます。
できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う
リューカデンドロンの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。
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ドライフラワーにして楽しもう
リューカデンドロンはドライフラワーとして人気の花材です。生花とは別にドライフラワーとしても楽しめるので、生花としてある程度楽しんだら、麻ひもで結んで吊るすハンギング法で乾燥させましょう。綺麗なドライフラワーを作りたい方はお花が傷む前の購入後すぐに吊るしましょう。
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リューカデンドロンの花言葉は?
続いてリューカデンドロンの花言葉についてご紹介します。
リューカデンドロンの花言葉は『沈黙の恋』『閉じた心を開いて』
お花が苞葉に隠れていることが由来となっています。また、『閉じた心を開いて』という花言葉は、時間が経つにつれて苞葉がゆっくりと開き、隠れていたお花がだんだんと姿を表す様子が由来になったと言われています。
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秋冬に旬を迎え、クリスマスの飾りにもおすすめ!
リューカデンドロンは茎も葉も丈夫で、日持ちも抜群のワイルドフラワーです。オールシーズン出回っていますが、スワッグやドライフラワーの需要が高まってくる秋以降に多く見かけます。苞葉が花びらのように開いた形の他に、松ぼっくりのような見た目の実の状態のものなど品種によって姿方が異なるのも魅力です。簡単にドライフラワーにもなり、生花としても長く楽しめるお花なので、気軽に手に取ってみてください!