南天(ナンテン)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期、花言葉も解説!【切り花図鑑】

縁起が良く、正月飾りやお祝い事の定番の実ものであるナンテン。名前の音が『難を転ずる』に通じることから、厄除け、魔除けとして古くから縁起木として家の庭に植えられていた歴史のある植物です。本記事では南天(ナンテン)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。

南天(ナンテン)の切り花の出回り時期は?どんな花?

まずは南天(ナンテン)の基本情報についてご紹介していきます。

南天(ナンテン)の基本情報

南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属のお花で、原産地は日本や中国です。英名は『Nandina』や『Heavenly Bamboo』で、和名は『南天』です。名前の由来は南方の天竺(インド)から来たと考えられていることから南天と呼ばれようになりました。

ナンテンの開花期は6月~7月頃でこの時期には白い花を咲かせます。ただ、ナンテンは開花した花を楽しむというよりも赤い実や紅葉した葉を楽しむのが一般的で、お花屋さんでは11月~12月頃に出回ります。特に正月花材としての需要が多いので、年末に最も多く出回り、日持ちも2週間ほどと、長く楽しめます。

同じくお正月に出回る実ものの千両や万両とも似ていますが、ナンテンは実がブドウの房のように垂れ下がるのが特徴です。同時期には和を彩る花材が多く出回り、お正月に出回るスイセンや菊と合わせると季節感をより感じることができます。細い葉も魅力的で、葉がつかないものも出回っています。

みほさん

ナンテンといえば赤い実の印象ですが、赤い実だけでなく、白色や黄色のものも出回ります。

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南天(ナンテン)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?

続いて、南天(ナンテン)の切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。

実が落ちやすいので丁寧に扱う

ナンテンの実はポロポロと落ちやすいです。衝撃には弱いため、丁寧に扱いましょう。

茎の切り口に『割り』を入れる

ナンテンの枝は固く、お水を吸い上げにくいです。他の枝物と同様、ハサミで切り口に十字に『割り』を入れることで、水を吸い上げやすくなります。ハンマーで茎を叩くことも有効ですが、衝撃に注意しましょう。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

南天(ナンテン)の切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。

しおれている場合は深水に浸そう

しておれて元気がない場合は、水が不足しているサインです。「割り」を入れた後、深い水に浸してあげましょう。深い水に浸すことで、水圧で水が上がりやすくなります。

ドライフラワーとして楽しもう

ナンテンはドライフラワーとしても楽しめる花材。しめ縄などの正月飾りでも用いられるように、ドライの状態でも活躍します。色、形もしっかり残り、和をより楽しむことができます。

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南天(ナンテン)の花言葉は?

続いて南天(ナンテン)の花言葉についてご紹介します。

南天(ナンテン)の花言葉は『私の愛は増すばかり』『福をなす』『良い家庭』

白い実が赤色に変わる様子を、愛が深まったことに例え、『私の愛は増すばかり』という花言葉がつけられたと言われています。他の花言葉も、お正月にぴったりな縁起のいい花言葉付けられていて、贈答用としても送っても安心ですね。

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南天(ナンテン)はお正月飾りの定番の縁起物

ナンテンはお正月の定番の実もの。実はナンテンの葉には抗菌・防腐作用もあり、鑑賞目的で飾るだけでなく、おせちのあしらいとして料理の上に載せたり敷いたりすることもあるそうです。このようにお正月にナンテンが好まれる理由は、縁起の良さだけでなく、ナンテンが持ち合わせている効果など様々あります。また、ナンテンは土に挿すことで発芽して、継続的に楽しむことができるので、挿し木のやり方を調べてチャレンジしてみてください。

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