ガーベラの切り花はしおれやすい?長持ちさせるお手入れ方法、水の量や花言葉も解説!【切り花図鑑】

ガーベラは花びらがパッと広がる可愛らしい花姿で、お花屋さんに行くとよく見かける人気のお花です。花束やフラワーアレンジメントのメインにもなる花材で、元気で明るい印象になります。もちろん一輪挿しでも見映えします。本記事ではそんなガーベラの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や鮮度を見分ける方法、花言葉について解説していきます。

ガーベラの切り花の値段はどのくらい?どんな花?

ガーベラは一年中出回り、いつでも買い求めやすいお花。まずはガーベラの基本情報について見ていきましょう。

基本情報

ガーベラはキク科ガーベラ属のお花です。英名はGerbera、和名はその見た目から花車(はなぐるま)です。一年中お花屋さんに並んでいますが、開花時期は春と秋で、寒さと暑さ、水分が苦手です。

咲き方は様々で一重咲きの他、八重咲き、半八重咲き、スパイダー咲き、、カクタス咲き、ポンポン咲きなどと豊富。

1本あたりの値段は300円〜400円ほどお手頃で、日持ちは5日〜7日ほどと普通くらいです。

同じキク科のダリアの切り花のお手入れ法はこちら!

鮮度の良いガーベラの切り花の見分け方は?

日持ちが短めのガーベラ。購入する際は鮮度の良いものを選べるよう、まずは見分け方を解説していきます。

花びらのハリを確認!

鮮度のよいガーベラは花びらにハリがあり、花びらは対角の花びらまで水平に花開きます。花びらが反り返っていたり、抜け落ちたりしている場合は鮮度が下がっているサインです。ちなみにお花屋さんでは開きすぎないよう、花びらにビニールのカバーがかけて飾られていることもあります。

花粉の付着を確認!

ガーベラは中央部におしべがあり、おしべの先端に「やく」というふくらみがあり、時間が経つと花粉が出てきます。集合部に花粉がついているのは鮮度が落ちているので、しっかりと見極めましょう。

ガーベラに似ているひまわりや菊でも同じように花粉を吹きますので、花びらではなく、中心部の様子にも注目しましょう。

アスターの切り花を長持ちさせる方法は?特徴や花言葉も解説!【切り花図鑑】

ガーベラの切り花を長持ちさせるためには?

首が曲がりやすいガーベラですが、ガーベラの特性に合わせたお手入れ方法をご紹介します。

花瓶の水量は少なめで!

ガーベラの茎には細かい産毛が生えています。この産毛は害虫が茎に付くのを避けるために生えているものですが、水を濁らせる原因にもなります。そのため、花瓶の水は浅めにして生けましょう。

水量はだいたい茎が2〜3㎝ほど浸かる程度の水量で十分。水替えをする際には茎を2㎝程切り、切り口を清潔にし、茶色く腐っている部分があれば、その部分もカットする切り戻しを行いましょう。

切り口をまっすぐにカット!

一般的に切り花では切り口を斜めに切り、断面積を広くすることで水を吸い上げやすくしますが、ガーベラの茎の切り口は腐りやすいため、断面積が広くならないよう、真っすぐにカットしましょう。

暑さ・寒さに注意して飾る

先ほどご紹介したようにガーベラは寒さと暑さが苦手です。切り花を生ける際、一般的にはバクテリアの発生が抑えられる気温の低い場所に置いた方が良いとされていますが、ガーベラは気温10℃以下になると寒すぎてしおれてしまう場合があります。寒さによりしおれてしまっている場合は、気温が高いリビングなどに移動させましょう。

真夏の対処法としては、比較的涼しい玄関に飾ったり、花瓶の中に氷を入れて花瓶の水温の上昇を抑える方法などがあります。

輪ゴムを外そう

お花屋さんで買ってきた際に他のお花と束ねるために輪ゴムがつけられています。輪ゴムで束ねてあるとその部分の茎がつぶれ、腐る原因となるため、花瓶に生ける際には輪ゴムを外しましょう。

ガーベラがしおれてしまった場合は?

気を付けてお手入れをしていたとしても、首が曲がってしまったという経験はあるかと思います。この場合は、「水不足」なことが多いので、水揚げを行うことが必要です!

対処法としては、①ガーベラの花が隠れるくらいまで新聞紙などの紙をきつめに巻き、②お水を深めに張ったバケツの中で茎をハサミで数センチ切りましょう。この作業を「水切り」と言います。③その後、バケツの中に数時間ほど浸すと、お水が上がり、花首がシャキッと復活します。水切りをすることで水の通路である道管内に空気が侵入せず、水圧により水の吸い上げが良くなります。

切り花を長持ちさせる方法は?漂白剤や切花延命剤の効果なども解説!【お花の知恵袋】

ガーベラの花言葉は?

続いて、ガーベラの花言葉をご紹介します。

花言葉は「希望」「前向き」「美しさ」

花言葉は「希望」「前向き」「美しさ」など前向きな言葉が付けられています。

また、ガーベラは色によって花言葉が分かれています。

赤いガーベラは「限りない挑戦」「神秘の愛」、ピンク色のガーベラは「崇高な美しさ」、オレンジ色のガーベラは「忍耐強さ」、黄色のガーベラは「究極の愛」「やさしさ」の花言葉があります。

最近は染色液で染めた、青色や綺麗なレインボーカラーのガーベラも出回ります。

コスモス(秋桜)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や花言葉、品種も解説!【切り花図鑑】

ガーベラの切り花のまとめ

ここまでガーベラの切り花について解説してきました。最後にガーベラについてまとめます。

・花言葉は「希望」。見るだけでパッと明るい気分にさせてくれるお花!

・ガーベラを長持ちさせるためには花瓶の水は浅めに!

・花びらが反り返って咲いているものは鮮度が下がっています。水平に咲いているものを選びましょう。

・首が曲がってきたら、深めの水の中で水切りをしましょう。

Flower Shop Applaugh

Flower Shop Applaugh

Flower Shop Applaugh(アップラフ)は副都心線・有楽町線平和台駅から徒歩4分の花屋です。アレンジメントや花束はもちろん、ソープフラワーやプリザーブドフラワーなどのギフト用資材も取り揃えており、全国への配送も可能です。

関連記事

PAGE TOP