パンジーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や花言葉などを解説!【切り花図鑑】

花壇やガーデニングのイメージが強い春のお花のパンジー。近年では切り花としても人気が高く、茎の長い切花用品種がお花屋さんに出回っています。本記事ではパンジーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や出回り時期、花言葉についてご紹介します。

パンジーの切り花の日持ちはどのくらい?どんな花?

まずはパンジーの基本情報についてご紹介していきます。

パンジーの基本情報

パンジーはスミレ科スミレ属のお花で、原産地はヨーロッパ、西アジアです。和名は『三色菫(サンシキスミレ)』、英名は『Pansy』です。名前の由来は、やや下向きに咲く花の表情が物思いにふける人を連想させることから、フランス語の『思い(パンセ)』から来ています。

お花屋さんには12月~3月ごろに出回り、旬は2月~3月です。開花したものの日持ちは5日ほどですが、蕾も咲いてくるので、意外と長く楽しめます。

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パンジーとビオラの違いは?

パンジーに似ているお花としてビオラが挙げられることが多いですが、違いはご存知でしょうか?実はどちらもスミレ科スミレ属のお花で、植物学上では同じお花として扱われています。ただ、園芸で使う苗は一般的に大輪のお花が咲くものを『パンジー』、小輪のものを『ビオラ』と呼びます。

パンジー

ビオラ

パンジーとビオラは園芸品種として人気が高く、色や形の新しい園芸品種が毎年誕生しています。複雑に交雑された品種も増え、年々区別が難しくなってきています。

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パンジーの切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?

続いて、パンジーの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。

折れないように、丁寧に扱う

パンジーは茎が空洞で柔らかいため、軽い衝撃で折れてしまうことがあります。特に花首の下は非常に折れやすいので、丁寧に扱いましょう。

不要な葉を整理する

パンジーには柔らかい葉が複数付いています。葉から大気中に水分を放出する蒸散によって水が下がってしまうことがあるので、不要な葉は整理しましょう。ただ、葉を全て取り除いてしまうと、寂しい雰囲気になるため、お好みで適度に整理しましょう。

茎を水切りする

お花屋さんから買ってきたら、花瓶に生ける前に、桶やバケツなどに水を張り、その中で茎を切る「水切り」をしましょう。水の中で切ることにより、切り口から空気の侵入を防ぎ、水を吸い上げやすくなります。

傷んできたお花を摘み取る

パンジーは1本の茎に複数輪の蕾を付けます。順番にお花が咲き、1番最初に咲くものを1番花、2番目を2番花と呼びます。1番花が咲き終え始めると、蕾の2番花が咲いてくるため、咲いていた花が傷んできたらカットしてあげましょう。カットすることで、次の蕾が咲きやすくなります。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

パンジーの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。切り口は断面積を広げるため、斜めにカットしましょう。

元気がない場合は湯揚げを行う

お花がしおれて、下向きで元気がない場合は湯揚げを行いましょう。湯揚げをすることで、水が上がりやすくなります。手順は以下の通りです。

①新聞紙や大きめの紙でパンジーを包む

②水を沸騰させて、切り口を5秒から10秒程度浸す

③深い水を張ったバケツに数時間そのまま浸す

お湯に浸したことで切り口が変色した場合は切り口をカットしてから生けましょう。

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パンジーの花言葉は?

続いて、パンジーの花言葉についてご紹介します。

パンジーの花言葉は『もの思い』『思い出』『私を思って』

先うつむきがちに咲くパンジーの花姿が、もの思いにふける人の姿に由来し、花言葉が付けられています。ビオラも同様の花言葉が疲れており、素朴な印象のある花言葉が多いのが特徴です。

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パンジーはフリルが魅力的。ナチュラルを生かして飾ろう。

パンジーは柔らかい葉と四方に向くお花がナチュラルさを感じさせるお花です。『三色菫(サンシキスミレ)』という和名の通り、花びらはいくつかの色が組み合わさり、パンジーをブーケやアレンジメントに入れることで、全体に奥行き感が出ます。複数本のパンジーを合わせて飾ることで、ふんわり広がります。メイン花材のような派手さはないですが、ナチュラルな雰囲気にぴったりなパンジー。お花屋さんで見かけたら、是非手に取ってみてください!

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