ジニア(百日草)の切り花を長持ちさせるお手入れ方法は?出回り時期や適切な水量も解説!【切り花図鑑】

夏の花壇でよく見かけるジニア。夏の炎天下でも色褪せず長く咲き続けることから、和名では『百日草(ヒャクニチソウ)』と呼ばれるほど、長く楽しめるお花です。切り花としても夏以降出回り、カラーバリエーションが豊富なことから重宝されています。そこで本記事ではジニアの切り花を長持ちさせるお手入れ方法や花言葉、特徴についてご紹介します。

ジニアの切り花の日持ちはどのくらい?出回り時期は?

まずはジニアの基本情報についてご紹介していきます。

ジニアの基本情報

ジニアはキク科ジニア属のお花で、和名は『百日草(ヒャクニチソウ)』、英名は『Zinnia』です。原産地はメキシコで、暑さに強いお花です。

園芸品種としても多く出回り、一重咲きや八重咲き、ポンポン咲きなど咲き方は様々ですが、切り花としては一重咲きのものはあまり見かけません。

ジニアの切り花の出回り時期は夏から秋にかけてで、かつてはお盆やお彼岸のお花として定番でした。近年ではアンティークカラーのものなども登場し、おしゃれなお花として人気です。花壇等の地植えのジニアは開花期が長いですが、切り花としての日持ちはそこまで抜群ではなく、5日~1週間程度です。

同じキク科のダリアの切り花図鑑はこちら

ジニアの切り花を長持ちさせるためには?水の量はどのくらい?

続いて、ジニアの切り花を長持させるお手入れ方法についてご紹介します。

不要な葉や水に浸かる葉を取り除く

植物は葉から吸い上げた水分を大気中に放出する蒸散を行うため、葉を整理することで水分が不足することを防ぐことができます。また、残した葉が水に浸かってしまうと、バクテリアを発生させる原因となるので、水に浸りそうな部分もしっかり取り除きましょう。

水の量は少なめ。浅めに生けよう!

ジニアの茎は空洞で、傷みやすいです。花瓶の水量が多いと、水に触れる部分が広がり、茎が傷みやすくなるため、花瓶の水量は少なめにしましょう。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

ジニアの切り花に限りませんが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し」を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。特に茎が傷みやすいので、切り戻しは重要なお手入れです。切り口は断面積を広げるため、斜めにカットしましょう。

元気がない場合は湯上げや水切りを

ジニアは水が下がりやすく、不足している場合は茎がくたっと曲がることがあります。元気がない場合は沸騰したお湯に数秒ほど、切り口を浸す「湯上げ」をしましょう。湯上げをすると切り口付近が変色する場合があるので、茶色に変色した場合はその部分を切り落としてから生けましょう!

切り花のお手入れ方法の基本はこちら

みほさん

茎が空洞になっている点など、同じキク科のマリーゴールドによく似ています!

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ジニアの花言葉は?

続いてジニアの花言葉についてご紹介します。

ジニアの花言葉は『遠く離れた友を思う』『変わらぬ心』『別れた友への想い』『幸福』

花言葉はジニアの開花期間が長いことに由来しています。同時期に植えたような他の花がどんどんと枯れる中で、ジニアだけが残って咲き続ける様子に、不在の友や別れた友を思う気持ちをイメージしたようです。

また、ヨーロッパではジニアは『友情の証』、ブラジルでは『幸福を招く花』とされていて、カーニバルには欠かせないお花となっています!

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ジニアの品種はどんなものがある?

ジニアは18世紀中頃にメキシコで発見されて以降、19世紀中頃から主にドイツやアメリカなどで品種改良が進み様々な品種が誕生しました。園芸品種と切り花で出回る品種は多少違いがあります。

園芸品種としては「プロフュージョンシリーズ」「エレガンスシリーズ」など。

切り花では色合いがかわいい「クイーンシリーズ」、大輪の「キングシリーズ」、カクタス咲きが特徴のバービーミックスなどがある「バービー」、黄緑色の花色が素敵な「ジャイアントライム」などが出回ります。

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ジニアは花色も咲き方の種類豊富!おしゃれなお花として注目です!

ジニアは花色や咲き方が様々で、品種や色味によってイメージが大きく変わるお花です。かつてのお供えのイメージとは異なり、はっきりとした色からオシャレなアンティークカラーまで豊富で、色味を合わせたブーケやアレンジメントで差し色のお花として活躍します。秋は11月頃まで出回っていて、オールシーズンではなくとも、出回り時期も比較的長めなので、是非ジニアを楽しんでみてください。

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