千日紅は、コロンと丸いフォルムがかわいい、カジュアルなお花です。花もちがよく、乾いても色褪せず、長い期間きれいに花色を楽しむことができるため、ドライフラワーにも向いているお花です。最近のドライフラワー人気でより知名度を上げているお花の一つです。本記事では、そんな千日紅をより長く楽しむ手入れ方法や花言葉、特徴をご紹介します。
お彼岸やお盆のお花として重宝されています。
千日紅（センニチコウ）の値段は？どんな花？
まずは千日紅の基本情報についてご紹介していきます。
千日紅の基本情報
千日紅はヒユ科千日紅属のお花で、和名は『千日紅』、英名は『Globe amaranth』です。漢字で『千日紅』、カタカナで『センニチコウ』と書き分けることがありますが、お花は一緒です。
センニチコウの丸みを帯びていて花に見える部分は実は『苞』で、苞の中に小さく咲く黄色のものがセンニチコウのお花です。中のお花が咲き切っても、苞の部分は変わらず楽しむことができます。
色は赤、濃いピンク、ピンク、紫、白があり、咲き方は1本のタイプと枝分かれしたタイプがあります。1本のタイプを「ハーゲアナ種」といい、枝分かれしたタイプを「グロボーサ種」といいます。品種によりますが一般的な開花期は6月〜10月、お花屋さんには1年中出回ります。日持ちは1週間〜10日ほどで、1本200円〜300円ほどで手に取りやすいお花です。
参考：公益社団法人 日本フラワーデザイナー協会 センニチコウ
同じドライフラワー向きのスターチスと同様、カサカサの部分の中からお花が咲くんですね。
スターチスの切り花を長持ちさせるためには？ドライフラワーの作り方もご紹介！【切り花図鑑】
千日紅（センニチコウ）の切り花を長持ちさせるためには？
花もちがいい千日紅ですが、こまめにお手入れしてあげるとより長く楽しめます。続いて、千日紅のお手入れ方法をご紹介します。
水揚げが悪く、花首が垂れやすいのでしっかりと水揚げをしよう！
千日紅は日持ちはいいですが、水揚げが悪く、花首がクタッとなりやすいです。そのため、水揚げでしっかり水を吸わせましょう。基本的な水揚げ法とは、お花屋さんから購入したあとに茎を数センチ切り、水分蒸発防止のため紙を巻き、水に数時間入れておくことです。
お花屋さんでは既に水揚げ処理が行なわれていますが、それでも水が下がってしまった場合は湯上げをして元気にしましょう。湯上げとは、茎の先を数センチ切り、お湯に20秒ほどいれます。お湯に入れたあとは、あらかじめ用意しておいた冷水に入れ、そのまま数時間置いておくことです。
切り口を斜めにカットする
千日紅の切り花を花瓶に生ける場合、切り口は斜めにカットしましょう。斜めにカットすることで断面の面積が大きくなり、水上がりが良くなります。水を変えるタイミングで切り口を新しくする切り戻しを行うことで、水の吸い上げがよくなり元気になります。
できる限り毎日花瓶の水を替える
切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。特に千日紅は夏に旬を迎える切り花で、暑い時期は水が汚れやすいので、毎日水替えするようにしましょう。毎日の水替えが難しい場合は切花延命剤を使うのも効果的です。
水上がりが悪くなったら短くカットして飾りましょう！茎が短いほど、水が上がってきやすいです。
千日紅（センニチコウ）の花言葉は？
続いて千日紅の花言葉についてご紹介します。
千日紅の花言葉は『変わらぬ愛』『不変の愛』『終わりのない友情』『不朽』
千日紅は色が変わらず、日持ちをすることからこれらの花言葉がつけられました。千日紅の『千日』は1,000日間ほどの長い間、お花を咲かせる植物という意味があります。
ロマンチックな花言葉ですね！プレゼント向きですね^ ^
コロンとした丸い形を楽しもう！千日紅（センニチコウ）は生花でもドライフラワーでも楽しめるお花
千日紅はドライにしても色が褪せないので、生花としてある程度楽しんだらドライフラワーにして楽しみましょう。時間が経過すると花がポロポロ落ちてしまうので、その前に乾燥させるようにしましょう。他の小花と合わせてコンパクトなブーケにしても可愛くておすすめです。
